医療機器の販売・情報提供
不整脈
当社は、不整脈の治療で使用される医療機器について、最新・最先端の商品や情報をご提供します。
心臓は、全身に血液を送り出すポンプの働きをしています。ポンプを動かしているのは電気刺激です。 心臓は一定のリズムで収縮と弛緩を繰り返しています。 右心房上部の洞房結節に自動で動く筋細胞があり、そこで生じた電気信号が特殊な筋肉の道すじ(刺激伝導系)を 通じて、心筋全体に伝えられます。 まず、洞房結節で生じた電気信号は、心房内を放射状に広がり、ついで房室結節に集まり、それからヒス束→ ヒス束の左右脚束→プルキンエ線維→心室固有筋(内膜面 → 外膜面)へと伝えらえていきます。
心臓の拍動のペース(心拍数やリズム)が乱れる病気が不整脈です。 不整脈は、通常より脈が速くなる「頻脈性不整脈」、逆に遅くなる「徐脈性不整脈」、洞房結節 以外の部分で発生した電気刺激によって通常の周期外の収縮が起きる「期外収縮」の3種類に大別できます。
治療が必要な不整脈に対しては、抗不整脈薬により不整脈を抑えたり脈拍をコントロールする「薬物治療」や、 ペースメーカーや植え込み型除細動器 (ICD) などの外科的処置を行う「非薬物治療」(電気的治療)が行われます。 心室細動などの危険な不整脈では、除細動器により心臓にショックを与え(除細動)、心臓のリズムを正常に戻す 必要があります。 抗不整脈薬はそれ自体が不整脈の原因となりうるため、一般的には「非薬物治療を優先し、薬物治療も使用する 薬剤の種類を出来るだけ少なくすること」が推奨されています。